革素材と製法

 

 

革工房ユウナギで取り扱う革素材

 

ユウナギでは、主に以下2種類の革を使い製作を行っています。

1、ヌメ革(染色したものを含む)

2、プルアップレザー(バングラディッシュ産キップハイド)

3、イビザ(イタリア産フルベジタブルオイルドレザー)

4、馬革など

それぞれ説明します。

 

 

植物タンニンで鞣したナチュラルな革、「ヌメ革」

 

「タンニンなめし」と「クロムなめし」、皮を革に変成する方法はこの2つが主。タンニンなめしとクロムなめしを合わせた「コンビなめし」なる製法もありますが、自然と人体に有害なクロムを使っている革をユウナギで使うことはありません。ユウナギで扱うのは植物タンニンで丁寧に鞣されたヌメ革、またはヌメ革にオイルを多く染み込ませたオイルレザー、プルアップレザーのみです。

 

 

染色されていないヌメ革は、まるでひと肌のような肌色に近いベージュとなります。部位や経年変化の具合によっては白に近いものも。上記の革も未染色のヌメ革ですが、部位によって色味が異なる様子が見て分かるかと思います。シワやシミのようなものも散見できます。革のヘリ(端っこ)に近づくほどあめ色に近くなっています。

 

もともと肌色に近いヌメ革ですが、摩擦、汗、雨、太陽光、紫外線、汚れ、その他あらゆる刺激によりその風味が変わります。基本的にブラウンに近づいていく事が多いですが、こればかりはその人の使い方によって変わりますので一概には言えません。未染色のヌメ革のみ使った作品群は下記のような雰囲気になります。

 

 

どこかエスニックで部族的なニュアンスに感じるのはぼくだけでしょうか。左側にある簡易名刺入れ・カードケースは、個体特有のヘリの形状をそのまま活かして仕立てています。

 

また、このヌメ革を硝子板で強力な圧力をかけながら磨いたサドルレザー(≒グレージングレザー)も取り扱っています。独特の光沢感と肌触りの良さが特徴で、もちろん革の醍醐味である経年変化も充分にお楽しみいただけます。

 

 

 

ティファニーブルーカラーのiPhoneケース

 

未染色のヌメ革は上述したとおり人肌のようなベージュ色をしていますが、それらを染色した鮮やかな色彩を放つヌメ革も数多く存在します。上記の写真は人気のターコイズ色。「ティーポ」と呼ばれるヌメ革で独特のハリがあり磨くと光沢感がでる上質な牛革です。

 

既成の染色ヌメ、ユウナギにて染色を行ったヌメ革を使用した作品作りも可能です。どの革も自然にやさしいものを使っています。アウトドアやキャンプが好きな方、オーガニック志向の方にピッタリかもしれません。

 

 

 

タンニンなめしにオイルを含ませた「プルアップレザー」

 

皮を植物タンニンで鞣す際、ヌメ革よりもより多くのオイルを染み込ませてつくられたのがプルアップレザーです。たっぷりと革に染み込ませたオイルが、革を折り曲げたり揉んだりすることにより革表層の繊維内を移動する現象を「プルアップ」と呼び、そこから名前が由来しています。実際に触ってみるとオイルの移動がわかり非常に趣深い革となっています。

 

革工房ユウナギでは、バングラデッシュ産、キップハイドのプルアップレザーを使用しています。キップスキンとは、生後1年以内の仔牛の革のことをいい、その柔軟性と繊維のキメ細やかさから高級ブランド品などでもよく用いられています。

 

 

 

深紅色、深緑色、濃紺色は定番として安定的に仕入れができますが、白は革を卸すタンナーが製造をストップしており残念ながら現在絶版となっています。ユウナギであるだけの在庫は仕入れましたが、これがなくなったらもう二度と姿を見ることはできません。稀少です。

 

 

▲白のプルアップ 独特な肌触りとどこか気品ある印象を持ちます。真鍮金具との色の相性も抜群です。

 

 

 

 

イタリアトスカーナ地方の老舗タンナーTEMPESTI(テンペスティ)社製高級革「イビザ」

 

有名ブランド等でも使用されている、イタリアの老舗タンナーTEMPESTI社製のイビザも取り扱っています。

フルベジタブルオイルドレザーと呼ばれる高級革で、植物タンニンで長い年月をかけ革を鞣しその中に牛脂と魚脂を独自の割合で染み込ませたしっとりと柔らかで重厚感のある革となっています。

 

イビザは男性ものにも女性ものにも合いますが、特に30代以上のモノにこだわる男性におすすめで、ぜひお買い求めいただきたいです。ビジネスシーン、プライベートシーンときっとあなたの気分を前向きに変えてくれるはずです。

 

 

▲キャメル色のイビザで製作したキーケース

 

 

キャメルの他、ブラックグレーグリーンレッドなどの取り扱いがあります。

 

 

ひとと環境にやさしい素材だけを

 

このように自然にやさしく使うごとに味わいが深くなる革のみを扱っています。

合皮やクロムなめしの革は扱いません。ご了承ください。

 

 

▲上段からプルアップレザー、ヌメ革・染色ヌメ革、イビザ・馬革

 

 

作品はすべて手縫いで製作

 

ユウナギの作品はすべて手縫いで仕立てています。少し時間はかかりますが、革と触れる時間も長く、縫い目の表情や雰囲気も比較的自由に操作することができます。

 

個人的な話になりますが、作業の中でも特に好きな工程です。塗っている様子を一眼レフカメラで撮影してみました。

静かな環境で作業すると、スッと糸を引く際起きる摩擦で革の鳴き音が聞こえます。

 

 

 
 
 
 

定番商品とオーダーメイド商品

 

これら革素材と製法で革小物を日夜作っています。

 

 

定番商品はコチラから

オーダーメイドに関する内容はコチラから

 

 

 

どうぞ心ゆくまでご覧ください。

 

 

 

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