シザーケースのお直し

 

 

革工房ユウナギ店主の田中大貴です。いま夜の1:17。革細工には音を立てずにできる工程もあるので、夜中も構わず作業してます。

 

 

今日は、懇意にしている美容師さんからオーダーいただいてました「シザーケースのお直し」をしました。お直し案件何気に初でうまくいくもんかいな?と思いながらも根拠なき自信に手先を委ねて思うままに作業を進めます。

 

 

シザーケースのお直し

 

お預かりしたときのシザーケースはこんな状態でした。

 

ベルト連結部の革が破れたシザーケース

 

 

◼️ベルト連結部の革が破損してベルトが装着できない

◼️写真上部のステッチが摩擦により擦り切れて解けてしまっている(下穴だけが残っている状態)

◼️キャメル革部の乾燥

 

 

ご依頼いただいたのはベルト結合部の交換。それだけでは物足りないので、ステッチの再縫い付けと、乾燥が酷い部分への無添加蜜蝋ワックスの塗布もしました。

 

 

破損したベルト結合部の革を革用ハサミで邪魔にならないよう裁断

△破損したベルト連結部の革を裁断

 

 

新しい革を連結部に固定△新しい革に交換

 

元々のイメージを壊さないよう、2mm厚のキャメルシュリンクレザーを採用しました。オイルを染み込ませ、エイジング加工を施した上で設置します。解けてしまった縫い目も、既存のものと近しい色・雰囲気のものを選抜しました。

 

 

再度ベルトを取り付け可能になったシザーケース

 

 

それにしてもカッコいいシザーケースだなぁと感じます。オーダーいただいた美容室のオーナーさんも「思い入れがあるシザーケースなんですよ」と教えてくれました。そりゃあ、こちらも気合が入りますよね 笑

 

 

(2019.6.14 追加)

 

持ち主の美容師さんの元に納品しました。あるべき場所に佇むとしっくりきますね。

 

依頼主の美容師さんの元に戻ったシザーケース

 

働く人を支える、なにかを果たすためにある道具って本当に美しいし気品と色気があります。そういう作品作れるようになりたいです。

 

 

今後のお手入れ用に無添加蜜蝋ワックスをプレゼントしました。特に負荷がかかる場所は摩擦によりダメージを受け乾燥しやすくなります。ちょっとしたお手入れで本革って本当に持ちが変わりますよね。

 

 

本革のお手入れにオススメの無添加蜜蝋ワックス

 

 

こういった各種革小物のお直しの相談もぜひお気軽にどうぞ。

 

 

福岡市在住のコピーライター兼革工房ユウナギの店主。革とカメラと海と山が好きな33歳。
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